3/20マインドフルネス講座  関西大学人間健康学部准教授 小室弘毅先生をお招きして

 

マインドフルネス 身体理論と心理学について つながるラボで初開催

話題のマインドフルネス。
実は、原点は禅、ヨーガにあるといわれていますが、
灯台もと暗しの私たち。

さて、マインドフルネスも色々な解釈がされ、
様々なアプローチが広まっています。

あらためて、マインドフルネスって何?と
知りたくなりました。

そこで、心と体のつながりについて
どのようにアプローチするのか等、

教育学ご専門の
関西大学人間健康学部の小室弘毅先生を
お招きして、

心理学と身体の観点からお話を
していただく講座を開催しました。

今,よく目にしたり聞く「マインドフルネス」は

表層的なところ(思考)での
「マインドフルネス」状態を
作り出すものであること、

本来の瞑想状態とは深さが異なる
ということがわかりました。

(私の理解を言葉にしてみると
上記のように表現できます)

(そもそもマインドフルネスと言う
言葉自体が「思考」になっていますものね。)

ビジネスの世界で広がり出しているものは、
どちらかというとステップ1,2,3のように
進めばできますよ~みたいな説明が
よく見受けられます。

本来の瞑想はなかなか奥義が深く
そもそも「マインド=思考」が
動いている状態だと思考フルネスであって

本来の瞑想状態ではないということです。

先生の講座は、心理学の歴史から始まり、
体と心のつながりからどのような症状が
現れるというお話等、

とにかく面白くてわかりやすくて、
当初3時間半の講座でした。

気がついたら、
4時間半もたっていました。
(前半の講座の後、五感の聴覚への
アプローチでご参加いただいていた方に
バイオリン奏者の方がいらっしゃったので、
その方に演奏をお願いしました。

皆さん、寝転んでバイオリンの音色を
気持ちよそさそうに感じていらっしゃいました)

楽しい時間は体もリラックスしていて、
これこそマインドフルネス、五感が鋭敏な
状態を味わいました。

そして、その後ヨーガで体と呼吸に
意識を向ける時間を経ると、
内側がとてもすっきりと整って、
ココロがまるで静かな湖面のような
状態になりました。

今日の楽しい時間、好奇心が満たされて
集中する時間、心静かに落ち着いて
自分に意識を向ける時間を持つということが
心身の健康に大切だということを今日の講座で
実感しました。

先生は、4月から台湾の大学にて
体についてご研究に行かれます。

ご帰国後、新たな学びを体得された
先生をお招きして、講座を開催したいと
思っています。

小室弘毅先生のプロフィール
関西大学人間健康学部准教授
東京大学大学院教育学研究科で
「教養=自己形成」についての研究を
スタートさせる。野生のイルカとの
交流を通して身体と呼吸の重要性に
気づき、ヨーガへと導かれていく
以降からだとこころの関係から
人間形成の問題を探求している。
近年はボディーワークや身体志向の
心理療法、マインドフルネス研究へと
対象領域を広げ、教育における身心の
あり方を研究中。

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